動物アレルギー ~ペットを飼いたいと思ったら~
動物アレルギーは、ペットの皮膚や毛、唾液、尿に含まれるアレルゲン(アレルギーの原因物質)に触れることで、皮膚のかゆみや発疹、くしゃみや鼻水、咳などの症状がでます。
喘息のあるお子さんでは、発作の原因となることもあり、注意が必要です!
特に猫や犬のアレルゲンは非常に小さく空気中に長時間漂いやすいため、掃除をしていても完全に除去することは難しいのが現実です。
動物接触アレルギーの発症は個人差があります。すでにアトピー性皮膚炎や喘息など、アレルギー体質のある人が家族にいる場合は、動物の飼育が症状の悪化につながることがあります。
特に猫アレルゲンは、強力で少量でも症状が出ることがあります。
動物接触アレルギーがある場合の対策
治療の基本は、接触を断つことが最も効果的ですが、家族同然のペットを手放すのは、難しいですね。
その場合いくつかの対策を講じながら、症状がコントロール可能な範囲で「共生」を考えます。
ペットを飼いたいと思った時の判断
家庭にアレルギー体質の人がいるかどうかを、まず、確認しましょう。特にハイハイをする時期の赤ちゃんは、床に落ちたアレルゲンに直接触れやすく、影響を受けやすいです。またセルフケアが難しい幼児は、対処が不十分で症状が重くなりやすい傾向にあります。
ペットを飼う時期をもう少し先に延ばす、という選択も優しい判断です。また観賞魚やカメなど、毛やフケの飛散が少ない生き物も検討をしてもよいでしょう。
既に飼っている場合は、それ以上頭数を増やさないことも大切です。
参考文献:環境再生保全機構 ERCA すこやかライフ

